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ブックカバー作品解説

とある海辺の街で聞いた話

小さな港町に綺麗な歌声を持つクジラがやってきました。

クジラは毎日決まった時間に歌をうたい、

いつしか町の人々から歓迎され愛されました。

 

彼には愛する人がいました。

自分の歌をはじめて聴いてくれた相手でもあり、

今でも歌えば喜んで聴いてくれる彼女が大好きでした。

しかし、クジラの言葉が彼女に伝わることはありません。

「いつかこの歌が、想いが、伝えられたのなら」

 

彼は愛する人から返事が来ることを信じて、

今日も町には 彼の歌が響きわたるのだとか。


現在参加している「つくしのブックカバー展」での作品です。

実際にブックカバーとして販売中です。

 

ブックカバー自体が物語になっていて、「旅人が海辺の街に立ち寄った際に聞いた話を書いた日記」のイメージして制作しました。

ザラッとしたような紙の素材を使用し、時間が大分経過したような古紙の日記をイメージし、船や貝などの海を連想させるようなスケッチを組み合わせました。

 

 

私は制作した作品一つ一つに物語を作っています。

なので「私らしい」ブックカバーにするなら、今までの作品と同じように物語性のあるものにしようと思いました。お話のあるブックカバーも面白いかなと。

「つくしのブックカバー展」は7月19日まで開催中です!

お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りいただけると嬉しいです。

 

 

つくしのブックカバー展

開催日:6月6日(土)~7月19日(日)

時間:10:00~21:00

場所:三省堂書店 名古屋本店 タカシマヤゲートタワーモール8階

    (愛知県名古屋市中村区名駅1-1-3)

 

詳細はこちら(主催つくしチームのページに移動します)