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ZEROTEN2021-Aichi-作品解説

「マリンブルー」

 

ときめいて苦しいくらい

深くて優しい青色に抱きしめられた。

今ならこの気持ち

君に言えるかもしれない。

 


「エメラルドグリーン」

 

良く晴れた日は 海の音を聴きながら

ひとねむり。

ピュアでキラキラな青色からは

今日も楽しそうな声が聞こえる。

 


今回ZEROTEN作品のテーマは「色」にしました。

ZEROTENはフリーテーマなので自由に考えられるのですが、毎回このテーマを考えるのが私は好きです。

 

「色」と言っても「海の色」です。

「マリンブルー」…濃い緑みの青

「エメラルドグリーン」…わずかに青がかった緑

 

どちらも海の連想させる色ではないでしょうか。

私のイメージとしては

 

 

マリンブルー

  • 海の深いところの色
  • どこまでも遠く続く水平線の色
  • 落ち着いた感じ

エメラルドグリーン

  • 海の浅いところの色
  • 透明度が高く太陽の光が水底まで届いてキラキラする色
  • 賑やかな感じ

 

 

 

海が青色に見える理由、緑色(エメラルドグリーン)に見える理由があります。

 

簡単に説明すると

太陽の光は7色 (虹でおなじみの7色) が混ざり合っています。赤や黄や緑といった6色は海の水に吸収されてしまいますが、その中で「青」は吸収されることなく海の水の中を進んでいく事ができます。

その青が海底まで進み反射し色んな方向に散らばるため、海は青色に見えます。

 

 

そしてエメラルドグリーンに見えるのは条件があります。

・太陽光が強いこと

・海水の透明度が高いこと

・海が浅いこと

 

太陽の光の7色の中で、青の次に海の水に吸収されないのは「緑」です。

赤やオレンジはほんの数センチで吸収されてしまいます。

しかし緑は浅いところではまだ吸収されずに残るので、上記の条件を満たすことで青と緑の光が混ざりエメラルドグリーンに見えます。

 

  • 太陽光が強い…太陽光の量が多い、それだけ吸収しやすい
  • 透明度が高い…不純物が少なく海面で乱反射を最小限に抑えられるため、太陽光を海が吸収しやすい。
  • 海が浅い…太陽光が海に入り海底に到達するまでの間に、吸収される量を最小限におさえられる。(一番重要なのはココかなぁ)

 


今回の作品では海の色を花や植物で表現してみました。

 

「マリンブルー」では「ネモフィラ」

「エメラルドグリーン」では「多肉植物」

 

ネモフィラのお花畑の写真を見ました。

一つ一つは小さな可愛らしいお花ですが、お花畑になると青い景色が一面に広がる感じがまるで海のように見えました。

「マリンブルー」で手前はネモフィラのお花畑ですが、奥にいけばいくほど海に見えるような不思議な作品にしました。

 

「エメラルドグリーン」の多肉植物は、最近お迎えした多肉植物たちをモデルにしました。綺麗な緑色で賑やかな感じをエメラルドグリーンの海として表現しました。

帆船をイメージしたブリキ缶に入ってます。

 

 

 

そして、そんな海のイメージからそれぞれの作品の物語にもしました。

     

マリンブルー色の海を眺めていると、その広さと深い青色になんだか心を素直にさせてくれるような気がします。この作品ではそんな優しさと深さを感じるような物語を。


そしてエメラルドグリーン色の海は明るくて煌びやかで見ているだけでワクワクします。

そんなワクワクと海の賑やかな声が聞こえてきそうな物語にしました。



ZEROTEN2021は、お客様の投票により順位が決まるアートコンペです。

愛知展示では全200作品が展示されています!

スマホやPCからの投票も可能になりましたので、少しでもご興味を持っていただけましたら是非投票してみてください。

 

 

また、作品は購入も可能です。作品を購入すると「ご購入ポイント」として加算されます。作家さんの応援にもなりますよ!

 

 

 

ZEROTEN2021-Aichi-

会期 5月16日まで

時間 11:00~18:00

場所 GALLERY龍屋

   (愛知県尾張旭市柏井町公園通542)

 

ZEROTEN2021-Aichi- 展示作品一覧、投票詳細はこちら→ZEROTEN2021

 

作品の通販受付は5月14日18:00まで

 

遠隔投票受付は5月16日18:00まで